LCA環境負荷分析
速水林業では、木材生産過程におけるエネルギー消費量、二酸化炭素排出量、二酸化炭素吸収量を把握するためにLCA環境負荷分析を実施しました。
LCA(ライフサイクルアセスメント)とは、製品やサービスの環境への影響をライフサイクル全体「ゆりかごから墓場まで」を考慮し、評価する手法です。
速水林業では木材1m3につき、693MJ(メガジュール)のエネルギーを消費し、二酸化炭素48kgを排出しています。693MJとは、石油1リットルを29MJと換算した場合、石油約24リットル分に相当します。これは日本の木材生産における平均的なエネルギー消費量に比べると、半分程度となっています。
また、速水林業の森林では1年間に3,200tの二酸化炭素を吸収しています。これは、速水林業の木材生産で排出される二酸化炭素の16倍以上を吸収していることになります。
参考:独立行政法人国立環境研究所(2002) 、環境負荷原単位データブック
速水林業木材LCA解析結果
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単位
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日本の木材素材
(1m3)
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速水林業素材
(1m3)
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速水林業全体
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エネルギー消費量
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TOE
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0.031
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0.017
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66.953
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二酸化炭素排出量
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t-C
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0.024
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0.013
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52.956
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エネルギー消費量
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MJ
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1303
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692
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2805316
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二酸化炭素排出量
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kg
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86
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48
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194181
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二酸化炭素吸収量
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kg
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3217133
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