速水林業の企業経営
速水林業の経営は、木材需要の変動に限らず、如何なる経済の変動にも耐え得る潜在力のある林業経営を確立して事業の継続と安定をはかり、従業者全体の所得の向上と幸福な生活を確立することを目的とするものである。
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速水林業とは、森林施業計画を速水勉、速水亨がそれぞれの所有の森林を対象に立案し、運営する共同経営体の呼称です。
速水林業から生産されるヒノキ丸太は尾鷲材中の優良材としての評価を受けています。
速水林業は経営上、技術上の向上を図り、収穫する木材の量、質共に増産に努めます。さらに国民的要請である自然環境の保全と、よりよき緑の環境を作り出すために、社会的責任を果たしつつ経営の安定と発展を図ります。
現在の日本経済における木材需要から考察すると、当分の間は厳しい状態が続くと思われますが、ヒノキ構造材の需要は継続するものと考えられます。現在はヒノキ構造材の収穫が主力ですが、将来の需要はヒノキ造作材・及び集成材に暫時移行するものと考えられます。
速水林業の施業計画においても、小中丸太の生産から高品質大径木丸太の生産へと転換できるように留意しています。これは高賃金の支払いが必要な労働事情からして、省力及び労働生産性の向上の観点からも不可欠なことです。
さらに、林業の厳しい経営環境は長期間好転しないと考えられるため、林業経営も他の生産業と同様、生存のために労働生産性の向上に凌ぎを削らなければなりません。そこで生産性向上の方策として7つの方針を立てています。
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