尾鷲ヒノキの森
山に苗木を植えても放っておいては良い木は育ちません。
しっかりと手入れをすることで木は立派に成長し、森は豊かになり、多くの恵みを与えてくれます。成長した木は無駄なく利用し再び木を植え育てていく。そこには木を利用しながら森を守るサイクルがあります。
森の更新サイクル
森から家まで
昔、木材は川の流れを使って山から人里へと運ばれました。それは、木材生産地の「川上」から消費地の「川下」とのつながりがはっきりした運搬方法でした。 木材がトラックで運ばれるようになり、移動が自由になると、木材の流通は複雑になり、生産地と消費地のつながりがわからなくなりました。
私たちの会は、その流れを見直し、木材の移動はなるべく短く、介在する業者は少なくして、皆さまと新たな関係を築きたいと考えます。
尾鷲で育ったヒノキ特有の美しさ・強さに魅せられた地元の素材・製材業者は、尾鷲ヒノキにこだわってものづくりをしてきました。山に立っている木の伐採・搬出から製材まで一貫して行うことで、よりよく木のことを理解して、その良さを引き出します。